山翠舎

古民家の移築・再生

山翠舎が届けるのは、古民家の物語をとどめた古い材です。
  • 古民家移築
  • 古民家再生
  • 古木利用

山翠舎では、戦前に建築された民家(古民家)から入手した材のことを「古材」、そのなかでも物語をとどめた上質なものを、「古木」と定義します。
息を吹き返した「古木」は、懐かしくてやさしい、暖かくて心地いい、やすらぎの空間をつむぐだけでなく、「古木」が持つ物語を引き継ぐ心は、良いお店づくりにもつながります。「古木」が重ねた記憶のもとに新しい歴史を重ねながら、「今日も、明日も、あさっても、ずっと先の未来まで、みんなの笑顔が集まる場所になりますように」という思いを込めて、山翠舎は「古木」をお届けしています。

結び、繋ぐその瞬間 再び、閑静なる時を刻む

古木に惚れる人がいれば、古木の行方をたいそう気にする人もいる。その両極端の時間を結んで繋いでいるのが「山翠舎」です。その良さをとことん追求するために、後世へと引き継いで行くために核となる会社があります。

託された人

渥美よしひささん

「竹林庵 みずの」のオーナー渥美好永氏は現在74歳。異業種の旅館業に転身した70歳に、明治20年に建てられた雪国・新潟の古民家を移築し「別邸みずの」を作りました。別邸開業から半年で既に予約を入れるのが難しい宿へ。若き頃から才覚を発揮し、歩んできたその道をお尋ねしました。
インタビュー:2013/8/31
自分が暮らしたいと思う究極の空間を大切なお客様のために造り出しました。

 木材の中で唯一水に沈む「鉄刀木」の頑強な大黒柱。「別邸みずの」は、渥美社長と再び、閑静なる時を刻み出しました。「35年ほど前に自邸も古民家造りで建築しました。「竹林庵 みずの」、「別邸みずの」はともに、自分が暮らしたい、使いたい空間を実現させたのです。」と語る、渥美社長。

 チャンスをかならず良い方向へと導いてき、「人の能力にはそんなに差がないから。一生懸命やればだいたい上手くいくんですよ。そのチャンスを活かすことが大切」。また、「(良い)情報を得たらすぐに取り組む。それが信条です。」とも。
 民宿を営んでいた「みずの旅館」が閉じたことを知り、良い情報をいち早く取り入れたことでも分かります。

 若い頃は車のセールスでトップクラスの成績。その後、運送業、整備工場を経営し、やはり成功。60歳を過ぎて名刺を持たない環境になったとき、大好きな乗馬をし、悠々自適な暮らしを送るつもりが、「趣味よりも、やはり働くことが好きでした」と笑い現在に。山翠舎との出会いをうかがうと、「古材の価値は難しいものです。私は目利きでも建築家でもないですから。調布で出会ったレストランを山翠舎さんが手がけていたんですね。この仕事をしている会社ならばと、即、次の日車を飛ばし長野市の本社へ。会長と意気投合し、新潟では、現在フロントでお客様をお迎えしている「鉄砲梁」にひと目ぼれしました。私はこうと決まれば早いのです。でもそこには信頼がないと。」と笑う。

 山翠舎と出会っていなかったら成し得なかったこと、出会ったからこそ生き続ける「木」の温もりと年輪の安らぎを大切なお客様のために使いたいと語ります。

託す人

丸山ハナ子さん

11月のとある昼下がり。飯山市富倉集落に建つ、正確には建っていた「とみくら食堂」の跡地で、オーナーの丸山さん親子にお会いしました。丸山さんの古民家を解体して生まれた欅材を竹林庵みずのの増築部分に使うのです。
インタビュー:2013/11/1
主人とふたりで守ってきた欅の家が柱と梁だけになった瞬間。涙が溢れてきました。でもね、その古材たちが生きる場を知ったの。

 丸山ハナ子さん85歳。ハナ子さんの義弟の丸山修身さんに、お嬢様の由美子さんが相談したことがきっかけで、山翠舎と出会うことができたのです。 築89年。1階55坪、2階13.5坪の大きな大きなお宅は、飯山の豪雪に耐えた立派な家。ハナ子さんは近くの集落から嫁いで70年近くが過ぎました。オヤマボクチという、この地域独特ののつなぎを使った、歯ごたえのある力強い「富倉そば」を打つの古き佳き時代の女性の鏡です。

 「私の主人は10人弟妹。都会で家を建てる弟妹に、我が家が持つ山から欅を切り出して、家を建ててあげていました。欅はいい家が建つから」と、語るように、富倉の地には上等の欅の森が。本家である丸山家に、その欅が使われていないはずはなくそれは、見事な古材でした。

 新しく熱海へと旅立つ材は、山翠舎の専門家が久しぶりに出会った惚れ惚れとするような材でした。

 家の取り壊しの日、ハナ子さんは、切なくて切なくて、そして、今も切なくて。と、思い出すたびに、目にうっすらと涙を浮かべますが、大事に先代から目にうっすらと涙を浮かべますが、大事に先代から受け継いだ家を嫁として真摯に守り抜いた、太い柱が、立派な梁が。「熱海」という土地で再び時を刻みはじめるのです。馴染んだ柱の傷も、穴も、質感も同じように、生き続けて行ってくれることを思い、これで良かった、これで、ご先祖様に顔向けができるとつぶやき、療養している夫にも安心してもらえる。と笑います。また、先ごろ、義弟から「子どもの頃、年末に煤を払ったり磨いたりした柱や鴨居です。父親や先祖はどんなに喜んでいることでしょう」という言葉を聞いて、気持ちが安らぐ思いでした。そして、今年になって「熱海 竹林庵 みずの」さんのHPを見ていたら、1月に休業の期間がありましたので、ああ、いよいよ始まるんだと」、やはり義弟が教えてくれ、私も嬉しい気持ちで一杯です。白く艶々し、キメの細かい素肌を持つ85歳のハナ子さん。家族の心、想い出を大切に繋いでいく瞬間を垣間見た思いです。 

結び、繋ぐその瞬間 再び、閑静なる時を刻む

古民家をまるごと解体・移築・再生することで、建物そのもののみならず、そこで暮らした人の思いも後世につないでいきます。

記憶を重ねた、勇ましく美しい古民家

新潟県や長野県をはじめとした山深い地に建つ、見事な梁や柱を有する頑強な古民家。豪雪に耐えてきたその姿は勇ましく、時を経たからこそ生まれる色艶は、息をのむ美しさをそなえます。かたや、時を経てもなお漂う木の息吹が、限りなく健やかなことに感銘すら覚えます。その古民家を包むのは、人と建物が重ねた記憶。さまざまな記憶は建物のなかに外に折重なって、目には見えずとも新築にはない温もりとして、確かにそこにたたずんでいるのです。

建物とともに息づく人の思いを後世へ

古民家に出会うたびに、そこに暮らす人に出会います。柱の傷、子どもたちが走り回った座敷、野菜が並ぶ軒先。長らく暮らした人の口をつく言葉は、家族の思い出とともにある限りない建物への愛着です。わたしたちは、解体した古民家の古木・古材をパーツとして主に利用してきましたが、そのたびに建物を、そこに息づく人の愛着を、そのまま後世につなげることができたならと思い続けてきました。古民家を1棟まるごと移築あるいは再生することは、容易なことではありません。けれど、少しずつでも実現していけたなら。その思いが「古民家再生プロジェクト」としてここに始動したのです。

古民家を生かす、職人たちの確かな技術

古木や古民家に向き合い、技術とネットワークを培ってきたわたしたちの強みは、ご要望に見合う古民家を探すところから、古木の製材、設計・施工まで、すべて自分たちの手で行えることです。手がける古民家は築80年以上。ただし古ければいいというものでもありません。上質な材を見極めるのも、経験と知識が求められます。そして、釘を使わず巧みに建てられた建物は、解体にあたっても技術が求められます。現代では、その正しい扱いを知る人も極わずかとなってしまいましたが、わたしたちは日頃から研鑽を重ね培ってきた技術と経験をもとに、その集大成として古民家再生プロジェクトに取り組みます。

建物が生まれ変わるまで 解体移築再生の流れ

古民家の移築再生、プロセスがすごく大変なのでは? いい建物にめぐりあえるかな? さまざまな疑問があると思います。基本の流れは「お店づくりの流れ」とほぼ同じです。あとは、山翠舎が培ってきたネットワークと技術によって、古民家再生の道のりを全力でサポートいたします。

  • 01お問い合わせ
  • 02無料相談会
  • 03古民家調査

    長野県や新潟県を中心にご要望に合う古民家をお探しします。
    培った独自ネットワークにより理想の民家を探し、足を運んで見極めます。

  • 04設計
    プランニング
  • 05設計予約
  • 06設計図面の
    作成
  • 07お見積り
  • 08古民家決定

    いくつもの古民家を調査し、最良の物件を決める。

  • 09古民家解体

    骨組みだけにしてから、重機を使い、材を傷つけないように外していきます。

  • 10古材状態
    チェック

    解体した古木に腐食はないか、移築に耐えうるかを確認します。

  • 11古材の
    管理・保管

    どの部分の材かわかるよう情報管理しながらいったん古木倉庫へ。

  • 12古材の
    製材・加工

    金属探知機を使って釘を抜き、設計に合わせて加工製材します。

  • 13施工

    管理記録を参考に、新たな場所で伝統工法によって命が吹き込まれます。

  • 完成
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    長野県や新潟県を中心にご要望に合う古民家をお探しします。
    培った独自ネットワークにより理想の民家を探し、足を運んで見極めます。

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古民家調査
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    骨組みだけにしてから、重機を使い、材を傷つけないように外していきます。

  • 10古材状態
    チェック

    解体した古木に腐食はないか、移築に耐えうるかを確認します。

古民家解体
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    管理・保管

    どの部分の材かわかるよう情報管理しながらいったん古木倉庫へ。

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    製材・加工

    金属探知機を使って釘を抜き、設計に合わせて加工製材します。

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    管理記録を参考に、新たな場所で伝統工法によって命が吹き込まれます。

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