信州大学が2024年度より新たに開講した「GX(Green Transformation)ベーシックコース」は、脱炭素、サステナビリティ、ESGなど、環境に関する基礎から応用までを学ぶ実践型プログラムです。大学教員に加え、企業の実務家教員も参加し、業界横断的な視点から人材育成を図ることを目的としています。
このたびの実地実習では、受講生が実際の企業事例に触れ、自身の立場でGXや地域経済の循環、カーボンニュートラルに向けた課題と向き合い、行動へのヒントを見出す機会となりました。本プログラムでは、受講生がただ知識を得るだけでなく、現場のリアルな挑戦や工夫を知ることで、具体的な行動につながっていくことを重視しています。
長野県に本社を構え、建築・設計・空間プロデュースを手がける山翠舎は、今回の講演で以下の内容について講演しました。
・年間40件を超えるメディア露出と受賞歴の背景
・古材に物語性とブランド価値を与えた「古木®」の取り組み
・海外展示会への出展(パリ・ミラノ・ロンドン)による市場拡大
・古民家の空き家活用・サブリースなど新規事業の展開
・建設業からサービス業へのシフト
・GXを意識した地域経済・資源循環型の事業設計
こうした多面的な戦略について、経営やブランディングの視点も交えてお話させていただきました。
今後も地域や大学との連携を深めながら、環境・文化・経済の持続的な循環に貢献してまいります。
本講演を開催していただいた方々はじめ、関係者の皆様、ご清聴いただいた皆様、ありがとうございました。